-
2018.5.11に行ったモーパッサン『脂肪の塊』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「ボナパルティズムの崩壊」 主権国家同士の戦争なぞ、勝っても、負けても、結局無産階級の一般庶民にとっ…
-
2018.5.4におこなった三浦哲郎『忍ぶ川』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「暗い血 汚れた血 そして親孝行」 主人公の私は、自分の六歳の誕生日を境に一族が衰運を迎えたことを気に病…
-
2018.4.27におこなったアルベール・カミュ『ペスト』読書会もようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「地には無関心、人には無力感」 コタールは、罪を犯して自殺未遂するほど悩んでいた。密告を恐れて…
-
2018.4.20に行った、トルストイ『ろうそく』読書会です。 メルマガ読者さんの感想文はこちら。 私も書きました。 「智慧の完成形」 『人はなんで生きるか?』では、落ちてきた天使、ミハエルが、長靴を注文しにきたお金持ちの大…
-
2018.4.13に行った夏目漱石『道草』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら。 私も書きました。 「義理と人情」 ルース・ベネディクトの『菊と刀』の第七章に日本人の義理に関する分析が描かれている。日本文化…
-
2018.4.6に行ったチェーホフの『桜の園』の読書会の模様です。 メルマガ読者さんに頂いた感想はこちら。 私も書きました。 「桜が散っているのではない、人が散っているのだ」 ラネーフスカヤ夫人は、桜の園を手放して、大都会パ…
-
2018.3.30に行った田山花袋『蒲団』 読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「嗚呼、余計者にもなれず市井の片隅に」 性欲と道徳のジレンマの問題が、急に明治に現れた。世間の価値観との政…
-
2018.3.23に行った三島由紀夫『午後の曳航』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「国体の見張り人兼執行人」 僕たちの義務はわかっているね。ころがり落ちた歯車は、又も…
-
2018.3.16に行ったヘルマン・ヘッセ『車輪の下』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「帝国と教育」 (引用はじめ) そしてうたい終ったか終らないうちに、何かが、かれの心の奥底…
-
2018.3.9に行ったヘミングウェイ『老人と海』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「貪欲な鮫」 帰港後、マストを肩に担ぐ姿が、十字架を担ぎゴルゴタの丘を登るイエス・キリストの姿にだぶ…
-
2018.3.2に行ったアンドレ・ジイド『狭き門』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「聖なる心 Sacré-Cœur」 光源氏は、中宮(父親である桐壺帝の后)である藤壺と密通し、不義の…
-
2018.2.23に行った カズオ・イシグロ『わたしたちが孤児だったころ』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 「目覚めない悪夢」 主人公のクリストファー・バンクスは…
-
2018.1.26に行った イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』読書会のもようです。 メルマガ読者さんに頂いた感想文です。 私も書きました。 『盥(たらい)に星が映るような零落の生活』 折口信夫の『反省の文学源氏…
-
2018.2.16に行った夏目漱石『坊っちゃん』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「まっすぐでよい御気性」 (引用はじめ) 死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、…
-
2018.2.9に行った村上春樹『ノルウェイの森』読書会のもようです。 メルマガ読者さんから頂いた感想文はこちら 私も書きました。 「おいキズキ、ここはひどい世界だよ」 いままで、レイコが、嘘つきで、レズビアン中学生は彼女が…
-
2018.2.2に行った G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』読書会のもようです。 メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら 私も書きました。 「ビクトリア・グスマンが兎の蔵物を犬に投げた時、すべてがはじまっ…
-
2018.1.19に行った深沢七郎『楢山節考』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 『楢山まいりに雪も降らない』 この村は、食料が限られている。これが所与の条件である。その中で、どうやっ…
-
2018.1.12に行ったサン=テグジュペリ『星の王子さま』読書会のもようです。 メルマガ読者さんに頂いた感想文です。 私も書きました。 『バラの名は。』 〈ぼくはこの世に一輪だけの、財宝のような花を持ってい…
-
2018.1.5に行った吉野源三郎『君たちはどう生きるか』読書会のもようです。 メルマガ読者さんに頂いた感想文はこちら。 私も書きました。 「学問や芸術に国境はない」 ガンダーラの仏像を解説しながら「学問や芸術に国境はない…
-
2017.12.29に行った夏目漱石『門』読書会のもようです。 メルマガ読者さんの感想文はこちら 私も書きました。 「互いの底まで喰い合う」共依存状態 宗助と御米の間に子供がいたら、彼らは「互いの底まで喰い合」わず済んだのだ…