じゃんけんというのは、日本初の文化だそうです。
西欧では、コイントスが一般的だそうです。
日本は、世俗と、結界と、サブカルチャーとしてのファンタジーが同居している
多神教の国だから、「あいこ」が存在するのでしょう。
世俗と、神の国の二元論である
西欧は、コイントスで物事決めます。
キリスト教の発想です。
白黒つけない、グレーゾーンのある状態が
日本の文化なのでしょうね。
日本人が、ハロウィーンでハッピーになれるのも、
体質的に「あいこ」が好きだからです。
カソリックは、ケルト文化の名残であるハロウィーンを
無視しているそうです。
「世俗」と「神の国」の間に「かぼちゃのお化け」なんかいないというのが
カソリックの立場でしょう。
自然権としての所有権が、日本では根付かないといいます。
勝手に父親の財産を叔父さんに処分されて、いつまでも恨みがましい
夏目漱石の小説の主人公たちも、所有権の概念が曖昧です。
ものごとがすっきりしないぐだぐだ具合に、
日本の政治経済、文化の「じゃんけん三すくみ構造」が関わっています。
AKB「コイントス」大会じゃあ、いくらなんでも、盛り上がんないですからね。
「あいこ」がないと、盛り上がりません。
インドネシアのAKBであるJKB48では、
じゃんけんも、コイントスも嫌がられる気がします。
世俗国家とはいえ、イスラム教は、
基本的に神の意志を絶対とする文化です。
キティちゃんが人間だったのと同じ
玉虫色の経過をたどりそうです。
とりあえず、
「じゃんけん」という高度に政治的な文化を
どんどん世界に普及しましょう。