夏目漱石の『こころ』の読書会を行いました。
「先生の倫理的な側面・善悪の観念」を図にまとめました。
夏目漱石の作品の多くは、近代社会の善悪について描かれています。
また
キルケゴールの『死に至る病』の
『永遠なるものについて絶望』に描かれている
絶望について話すと余計に絶望が深まって
自殺したくなる絶望者の例をあげながら
先生の心理を説明しました。
(以下旧告知文)
こんにちは、宮澤です。
(自己紹介はこちら)
3月にも開催したのですが、再度、夏目漱石の『こころ』を精読する読書会を行います。
『信州読書会 創立一周年記念読書会』です。
下記の日程で行います。
ふるってご参加ください。
日時:2015/9/12(土) 16時~18時頃まで
場所:もんぜんぷら座 会議室 304
定員 7名
参加要件 読めるところまででいいので
夏目漱石の『こころ』を読んできてください。
当日本をご持参ください。
参加費/無料
司会進行は私がすすめます。
初めて参加される方にも、気後れしないように、
私がしゃべりまくるので、
様子見でも結構です。お気軽に参加ください。
【新潮文庫ウラ表紙より引用はじめ】
親友を裏切って恋人を得たが、
親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、
自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。
鎌倉の海岸で出会った”先生”という主人公の不思議な魅力に
とりつかれた学生に眼から間接的に主人公が語られる前半と、
後半の主人公の告白体との対象が効果的で、
”我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した
後期三部作の終局をなす秀作である。
【引用終わり】
◯なぜ、学生は先生を、「先生」と慕ったのか?
◯なぜ、先生は、下宿にKを呼んだのか?
◯なぜ、先生は、Kに抜け駆けして、お嬢さんを妻にしたのか?
◯なぜ、Kは自殺したのか?
◯なぜ、先生は、妻となったお嬢さんに、真実を告白しなかったのか?
◯なぜ、先生は、殉死という言葉に惹かれたのか?
などなど、いろいろ疑問に思うことがあると思いますので、
小説を読解しながら、読書会で意見を交換したいと思います。
上記に関しての私の考えは、すでに音声講義にしてあるので、
興味のある方は、聴いてみてください。
(20回以上に及びますが、小説を最初から精読しているので、
以下のリンクより、気になるところだけ聴いて下さい。)
前回の2015年3月14日(土)に行った、夏目漱石の『こころ』の読書会の
もようを録音してあります。よろしければお聴きください。
お申込み、お問い合せは、下記フォームよりお願いします。
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