2015.6.27に行った
島尾敏雄 『魚雷艇学生』 読書会のもようを
録音しました。
普通の学生が、1年ちょっとで魚雷艇特攻部隊の
特攻隊長になって
200名近くの特攻部隊を指揮するという
太平洋戦争の実話を元にした小説です。
(以下旧告知文)
こんにちは、宮澤です。
6/27(土)に
島尾敏雄の『魚雷艇学生』を精読する読書会を行います。
下記の日程で行います。
ふるってご参加ください。
日時:6/27(土)15時~17時頃まで
場所:もんぜんぷら座 会議室 701
定員 7名
参加要件 島尾敏雄の『魚雷艇学生』(新潮文庫)を読んできてください。
書店になければ図書館で借りてみてください。
参加費/無料
司会進行は私がすすめます。
初めて参加される方にも、気後れしないように、
私がしゃべりまくるので、
様子見でも結構です。お気軽に参加ください。
【amazonの内容紹介】
予備学生として魚雷艇の訓練を受け、
のちに特攻志願が許されて震洋艇乗務に転じ、
第十八震洋特攻隊の指揮官として
百八十余名の部下を引き連れ、
奄美諸島加計呂麻島の基地に向かう。
確実に死が予定されている特攻隊から
奇跡の生還をとげた著者が、
悪夢のような苛烈な体験をもとに、
軍隊内部の極限状況を緊迫した筆に描く。
野間文芸賞、川端康成文学賞を受賞した戦争文学の名作。
【引用終わり】
普通の草食系男子(?)が、軍隊に入って、やがて
人間魚雷として特攻作戦に否応無しに参加させられる経緯が
著者の実体験を元に描かれています。
戦争文学の辛気臭さを予想しますが
他人ごとのような客観性をもって
人間魚雷にさせられていく様子が、非常にユーモラスです。
戦争の不条理が、稠密な文体で切々と綴られていて
文学として味わい深いので、これを機会にぜひ読んでほしいです。
お申込み、お問い合せは、下記フォームよりお願いします。
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