求められているのはコンセプトだ

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昨日書いた人間が何のために生きていくのかという問題

という記事の感想をメルマガ読者さんから頂きました。

(転載貼り付けはじめ)

ブログ読みました。非常に印象深かったです。AIでメガバンク正社員が削減されるというのは新聞でも読みましたが来年に就活をする身としてはどのような業界に進めば良いのか悩みの種です。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53348

https://www.nna.jp/news/show/1680572

車のスマホ化がすすみボッシュやコンチネンタルのようなメガサプライヤーがプラットフォーマーとなりトヨタのような車体メーカーとの立場が逆転するのではないかという旨の記事です。

 

日本人はルール作りという点に関してアングロサクソンに遠く及ばないということが一般に言われていると思います。実際、日本にはグーグルやアマゾン、アリババ(これは中国ですが)のような企業がありません。最近のEV化の流れも各国の政府主導で進められている感があり政治的なものを感じます。

宮澤さんは自動車をはじめとする日本のメーカーはどうなっていくと思いますか。就活生に対するアドバイス的な観点から答えていただけるとありがたいです笑。

(転載貼り付け終わり)

私、このメルマガ読者さん、コンテンツも買ってくれていたので、

てっきり40代くらい方だと思っていました。大学三年生なんですね。ビックリです。

恐れ入りました。

3つの視点からお答えします。

1.EV化

2.自動運転技術

3日本の自動車産業の今後

1.EV化

中国は、環境問題もあってかEV(電気自動車)化に力を注ぐようです。

(転載貼り付けはじめ)

2017年9月18日、中国政府は「NEV(新エネルギー車)法」を発表。2019年に中国国内で販売する販売台数の10%以上を新エネルギー車にすることを自動車メーカーに義務付けることが決定的となった。

中国はEV化進展で世界の自動車産業を支配できるか

(転載貼り付け終わり)

世界は徐々に石油エネルギーから離れようとしています。

 

パリ協定という温室効果ガス排出規制の国際協定があります。

アメリカは脱退しました。

「パリ協定 アメリカ離脱の波紋」

 

現在の世界では、石油の売買の決済はドルで行うように強制されています。

ペトロダラーと呼ばれます。

基軸通貨ドルが石油資源によって担保されているのです。

電気自動車は、技術的にはとっくに可能なのでしょうが、

おそらく政治的に、なかなか普及していないのだと思います。

 

EV化は、ペトロダラー体制の脅威です。

トランプ大統領がパリ協定から脱退したのは、

ペトロダラーの権益に反すると判断したためだと思います。

 

しかし、中国はアグレッシブに開発するという。

アメリカと中国の覇権争いの一端が垣間見えます。

 

いずれ決着がつけば、世界中の車がEV化するかもしれません。

そうすれば、ガソリン車は、減るでしょうね。

ただ今すぐということはないと思います。

 

2.自動運転技術

Google中心に自動運転技術が開発されています。

GPS(全地球測位システム)や地図の情報データが必要なので、

Googleを中心に自動車業界が再編されるといいます。

 

メガサプライヤーもさることながら、世界の位置情報を独占している

Googleのデータや技術は必要不可欠です。

GPSもアメリカの軍事技術で、アメリカが独占しているので

基本的に各国で自動運転技術を独自開発するのは難しそうです。

 

日本も、先日「みちびき」とか言うGPS衛星飛ばしています。

GPS衛星というのは、北朝鮮の核開発をしっかり監視しています。

実は、お互いにロケット飛ばし合ってます。

 

3.日本の自動車産業の今後

日本は、自動車を売っているのではなくて自動車に関わる技術も販売しています。

特許使用料など、知的財産の権利収入というのが主要取引品になってきています。

今後も、知的財産が重要になると思います。

知財収入、伸び盛り 日本の輸出に新たな「稼ぐ力」

日本が開発すべきなのは「コンセプト」です。

 

東京モーターショーなどで、コンセプトカーが紹介されます。

EV化も、GPSも、覇権国アメリカ様の支配下にあります。

ただ、人が欲しくなる車というのは、メーカーの創造するコンセプトできています。

 

性能だけで庶民にものが売れるわけではありません。

性能以上に、コンセプトのほうが重要です。

日本人はコンセプトを理解するセンスに乏しいわけではないと思います。

 

和食(鮨)とか、キティちゃんとか、世界ヒットするコンセプトがあります。

武士道も禅もコンセプトです。

 

コンセプト=概念というのがどうやって出来ているか学ぶと

この社会のいろいろなことが見えてきます。

 

旅も食事もどこへいくかより、誰といくのかが重要だ、というのはよく言われます。

気の合う仲間と一緒にいたほうが楽しいに決まっています。

 

「楽しい」というのは、コンセプトに関わっています。

たとえば、なぜ、人は笑うのか。

笑いのツボはみんな違いますよね。

笑いのツボは、コンセプトと

それに反応するセンスで決まります。

 

同様に、「美しい」というのもコンセプトです。

和食は、目で楽しむ要素が強いので

食に「美」を求めるコンセプトは日本文化に根付いています。

文化や伝統習慣の蓄積によって、コンセプトは支えられています。

 

フランス人が、やれ、フレンチだ、ソムリエだって

いばっているのは、基本的には、ブルボン王朝時代に作ったコンセプトに

あぐらをかいているにすぎません。

 

「革命以前に生きたことのない人には人生の甘美さはわからない」と

フランスのタレーランという外交官が述べています。うるせえよって話です。

 

ものづくり日本は、高品質で支えられていました。

偏執狂的な技術へのこだわりで支えられた高品質は、

それで重要な要素ですが、

それ以上に、現在では、コンセプトが求められています。

 

一定の生活レベルに達すれば、人間はコンセプトを消費しはじめます。

「楽しさ」や「美しさ」です。

 

今後、日本のメーカーが、世界でものを売るには、

コンセプトが必要不可欠だと思います。

 

というわけで、以上のようなことは、ダニエル・ピンクとかなんかが

10年以上も前から書いている話なので、いまさら私が書く話でもありません。

実は、この本、私も途中まで読んで投げ出しました。

いいこと書いてあります。でも、高度すぎる話です。実践できないです。

あとづけの説明だらけです。

わかったふりをすることでダニエル・ピンクにだまされたことになりそうです。

だいたい、ピンクとか言う名前が、うさんくさい。

どうも、ミヤザワ・ピンクです。

 

ピンクニキって呼ばれています。

 

って、お笑い芸人じゃないんだから、読む気なくなりますよね。

 

今の社会は、欲しいものがない社会です。

断捨離ブームとかみてればわかります。

ものに執着するやつは、やがてゴミ屋敷に住むことになる。

そんな空気の世の中です。

 

所有して満足するという段階は、ものがない時代の話で、

現代人が求めているのは、体験のシェアです。

 

SNSの普及は、承認こそ、つまり「いいね!」こそ

現代人が求めているものだ! ということを教えてくれました。

 

「いいね!」といわれるコンセプトを創ること。

これが個人にも企業にも求められています。

(コンセプトの著作権や意匠権を販売する話は別になります。)

 

哲学というのは、コンセプトの創造に関わる学問なので、

私は哲学が重要だと思います。

 

よく哲学をやると、社会からドロップ・アウトするという人がいますが、

それは日本社会の話で、欧米は哲学が現実社会で生きています。

 

「自由」とか「愛」とか「永遠」というのは、コンセプトです。

欧米人は、このコンセプトを非常に大切にしています。

 

ルール作りというのもコンセプトがあっての話です。

 

で、就活生の皆さんにアドバイスできることは、これはむずかしいのですが、

社会に出てからも学び続けるというのが大事かなと思います。

 

起業するというのはコンセプトの販売に関わる話だと思います。

 

起業家を目指すのでなければ、切実にコンセプトを求められることはないと思います。

 

サラリーマンとして働くとすれば、コンセプトの開発よりも

コンセプトを活かした販売営業・あるいは生産管理がメインですよね。

 

仕事は程々で、余裕を持って働けていける職場なら

余暇をメインにして

楽しく生きることを考えたほうがいいのではないかと思います。

 

仕事をしながら自己実現するというのは、ごく一部の人間しか出来ません。

また、そうやって生きる道は、イバラの道だと思います。

夢のない話ですみません。

 

ただ、言えるのは、世界中、田舎者をコンセプトでだまして、ものを売ってます。

金を持った田舎者に、何を高く売りつけるか考えている人が、

世界の勝ち組です。

 

フランス料理とかは、最たるものです。

ドナルド・トランプは、所有するホテルの階数

サバ読んで高くしているといいます。

 

それでも、プレジデントです。

 

だまされるほうに立つと、負けです!

自由を奪われます。

私はだまされない田舎者でありたいです。

 

(つづく)

 

 

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  • 2017 11.08
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