人間が何のために生きていくのかという問題

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昨日、ベーシックインカムで貧困はなくなるのか?

という記事を書いたら、メルマガ読者さんから感想いただいたので

ご紹介します。

 

(転載貼り付けはじめ)

ここ数日ちょうどその問題について考えておりました。

私もBIは、国家がお金を出して、いい政策だと思わせるだけのことで

問題は解決されなく税金の無駄使いと思います。

必要なのは、今の社会の大きな雇用問題が

何故存在するかを正直に説明、国民に考えさせないといけないと思います。

問題を隠蔽するのは卑怯で臆病です。

そんな政策なら誰にでもできます。

Yuval Noah Harari『HOMO DEUS』を読み始めました。

(サピエンス全史はまだ読んでいません)

 

《《21世紀の人間は、A.Iとバイオテクノロジーを支配&利用できる上流階級と、

それに落ちこぼれる貧困階級とに分かれるであろう。

経済的不平等による格差社会だが、今度は歴史上初めて

上流階級が、このニューテクノロジーによるアッパークラスとなるであろう。》》

 

落ちこぼれる階級をHarari氏は、

USELESS CLASSユーズレスクラス(何にも役立たない社会層)と呼んで、

未来の問題点を私たちにぶつけています。

(今の政治家は既にベーシックインカムをこのユーズレスクラスに与え

未来の問題を揉み消そうとしているかと思われます。)

(転載貼り付け終わり)

 

感想ありがとうございました。

『雇用問題』というのが重要です。

IT企業は、自動車などの製造業に比べて投資額が少ないというのを

一昨日の日経新聞で読みました。

投資額が少ないということは、雇用を生み出すような設備投資がなくても

IT企業は利益を出せるということです。

また、AIの導入でメガバンクの正社員が今後どんどん減るそうです。

 

(転載貼り付けはじめ)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が今後10年程度で過去最大となる1万人規模の人員削減を検討していることが分かった。超低金利の環境下で収益性が低下する中、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックで業務合理化を進め、店舗の閉鎖や軽量化などによって余剰人員削減につなげる方針。MUFGの社員数は世界で約14万7000人おり、約7%の人員カットとなる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-15/ORKAID6JIJUO01

(転載貼り付け終わり)

 

現在の日本では、少子高齢化で人手不足というのが言われていますが、

将来的には、AIの導入で、どんどん仕事がなくなるといわれています。

たぶん、コンビニもICタグと電子マネーの決済で、レジに人が要らなくなるのは

時間の問題でしょう。

 

AI(人工知能)や仮想通貨によって

企業と従業員が雇用契約を結んで働くというモデルが、

成立しなくなる社会秩序の変化が起こっています。

要は、雇用契約を必要とするシステムが消えるということです。

今の社会は雇用関係が、社会秩序の基礎的関係になっています。

サラリーマンであれば、納税も、社会保険の納付も雇用関係の中で

行っています。源泉徴収ってやつですね。

 

また、一昔前なら、会社の従業員が職場結婚してみたいな

会社=運命共同体のような強い絆が存在しました。

 

しかし、企業が雇用契約を必要としなくても経営していけるとなると

雇用契約が社会秩序の基盤たる時代は終わります。

 

おそらく、未来の日本社会においては、従来のように一つの雇用契約だけで、

社会とつながるのが、難しいと思われます。

 

Harari氏の言うとおり、専門的な知識を活かして、

自分を能力を高値で売る契約を作って、(あるいは代理人を通して)

メジャーリーガーみたいに企業と契約関係を結んで生きる人と

あとは、パートタイマーのようなその都度の雇用契約で生きていく人

大きく言えばこの二つに分かれます。

 

そのなかで、やる気を失って、自発的に失業を選ぶ人が出てきます。

これが、USELESS CLASSユーズレスクラス(何にも役立たない社会層)です。

ケインズだと、公共事業で失業者を就労させるという経済政策を考えますが、

やるべき公共事業もないとなれば、生活困窮者が政治意識に目ざめて

過激になり、暴徒化して革命になるのが歴史の法則です。

あるいは、国家が戦争を起こして。。。です。

 

革命も戦争もマジ勘弁というわけなので

とりあえずお金だけ渡して、働かない人に静かにしてもらうというのが

ベーシックインカムの考え方だと思います。

ローマ帝国の愚民化政策である『パンとサーカス』の現代版です。

 

国家の意図は、生かさぬように殺さぬようにでしょうが、

AIや仮想通貨による合理化は、今後、すごい勢いで進みます。

 

国家がベーシックインカムを検討する意図は、さておき、

働かないとしたら、どうやって生きていくのか?

何を目的に生きるのか?

人間が何のために生きていくのか?

という問題が改めて問われています。

全然答えがないんですねえ。この問題。

 

私のとりあえずの答えは、

人間は自由のために生きている

だから、この世をパラダイスにするために

知恵を出し合って生きていくというものです。

人間には寿命がありますから、人類をよりよい状態で

後世につないでいく必要があります。

 

自由に生きられる人間を一人でも増やすことが

人類の使命ではないかと思います。

その使命に生きる人にとってはパラダイスです。

反対にその使命を感じない人が、役に立たない人というわけです。

労働というのは、人間の自由のためにあるのだと思います。

 

AIや、仮想通貨の技術の発達で、労働時間が激減し、

多くの社会が(少なくとも上流階級において)

「人間が働いて食べていく」という課題をクリアしたとすれば、

それは一つの自由を手に入れたことになります。

さらなる自由の実現が、次の課題です。

 

きれいごとのようですが、「自由」が何か? というのも

非常に高度な問題なので、なぜ大切なのか説明するのも大変です。

今の日本人は、少なくとも、自由から遠いと思います。

いまだに長時間労働とか、古典的な労働問題で悩んでいる。

 

しかし、いずれ、一部の人達は、自由について真剣に考える余裕ができます。

 

すべての人が芸術とともに生き、自分を表現していく世界。

この社会がすべてディズニーランドのようになる世界。

そういう夢のようなことを、万人が人生の課題に据えて

腰を落ち着けて考え、生きていく時代かもしれません。

 

ただ、強制して夢のようになる社会ではないですから、

何もしたくない人には、何もしない自由があるでしょう。

ただ、一つ言えるのは哲学者ショウペンハウエルの

「無知は富と結びついて初めて人間の品位を落とす」という言葉が

脅威を持って迫ってきます。

 

無知な上流階級が、富を独占しようとすれば、

ソドムとゴモラそのままの話になるでしょう。

無知な人間が富を独占しないようにする。

労働から解放された人のモラルや倫理観はどうあるのが望ましいか?

(教育によってモラルや倫理が育めるかは、微妙です。

ただ、モラルや倫理に立脚した制度は、ますます必要です。

 

そうなるとやはりデモクラシーの深化ですかねえ。

議会制民主政治でモラルや倫理を議論して、

サイコパスみたいな奴を政治の世界からを陶片追放することです。)

これらが、人類の課題になってきます。

(つづく)

 

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  • 2017 11.02
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