12/26(金)長野市にてカフカの『変身』を精読する読書会を開催します。(終了しました 音声有り)

この記事は3分で読めます

カフカの『変身』ですが、私も含め5名の参加でした。

読書会の様子を一部を録音してきました。興味のある方は聴いてみてください。

カフカ『変身』読書会レジュメはこちら。

レジュメより役に立ったサイトがありました。

笑えるので読んでみてください。

カフカの『変身』を精読する レジュメ

 

◯なぜ、グレゴールは、虫になったのに会社に行こうとするのか?

◯なぜ、部長(支配人)は、グレゴールの様子を見にきたのか?

◯なぜ、グレゴールの妹は、虫になったザムザを世話したのか?

◯なぜ、妹は母親がグレゴールの部屋を勝手に掃除したら烈火のごとく怒ったのか?

◯なぜ、父親は、グレゴールに林檎を投げつけたのか?

◯母親は、なぜ父親が、グレゴールにとどめを刺すのを止めたのか?

◯なぜ、家族は、居間へのドアを開けたのか?それは虫グレゴールを受け入れたのか?

◯グレゴールが、虫になったというのは、何を意味しているのか?

◯グレゴールは、虫になった後、何のために生きていたのか?

◯グレゴールは、なぜ死んだのか?

◯グレゴールの家族は、グレゴールに理性があると思っているのか?

◯下宿の三人組は、家族にどういう影響を与えたのか?

◯新しいお手伝いは、なぜ解雇されたのか?

◯グレゴールが、死んだことで家族の心境はどうかわったのか?

◯カフカが『変身』で、描いたものは何だったのか?

◯カフカの描いた不条理とはなにか?

★グレゴール・ザムザのプロフィール

 

商科大学を出たあと、軍隊を退役して、5年前に、両親・妹と暮らし始めた。

父親の、事業失敗の借金を、肩代わりしている。

そのために実家に返ってきた。

借金返済には5-6年かかる。

勤め先の「生地卸問屋」の社長に借金がある。

グレゴールは、一店員から、歩合制のセールスマンになった。

結構優秀で、たくさん売上を上げたことがある。

ただいまは、不調で、売掛金の未回収金がある。

唯一の趣味は、鋸細工。

妹を音楽学校に進学させたいと願っている。

肺が弱い、走るのが苦手。

カウンターにいる女の子に不器用に求婚したことがある。

ユダヤ人である。

 

★虫になったグレゴールの変化

 

足が幾つもある。

ネバネバした粘液が出ている。

天井や壁をはい回れる。

視力が著しく落ちる。

新鮮な食べ物を受け付けなくなる。

寝椅子の下にいる事が多い。

 

★家族の変化

 

家具を出して部屋の模様替えをした。

父親は、銀行で小間使いをしはじめた。元の立派な親父に戻った。

母親は下着の針仕事をはじめた。

妹は、売り子になった。

妹は忙しくなったので、グレゴールの世話がいいかげんになった。

父親が一家の中心の立場に戻った。

下宿人を置いたので、グレゴールの部屋が物置になった。

 

(感想)

物語は、簡単なのですが、グレゴール・ザムザが虫になったことが

何を意味するのかは、それぞれ意見がありました。

 

(以下旧告知文)
こんにちは、宮澤です。

(自己紹介はこちら

読書会の参加者さんから希望があったので、12/26(金)に長野市にて

フランツ・カフカの『変身』を精読する読書会

を開催します。

 

皆さん一度は手にとって読んだことがあると思います。

しかし、よく意味がわからないままだったでしょう。

私も、高校生の頃はじめて読んで「?」でした。

 

大人になって、精読すると、『変身』には、核家族特有の家庭内問題

事業失敗による破産、借金返済、介護など

現代の我々の社会問題につながる

様々な出来事が、コミカルに描かれていることに

気がついて、はっとします。

 

読み応えのある作品ですので、ぜひこの機会に

読みなおしてみましょう。
下記の日程で行います。

ふるってご参加ください。

 

日時:2014年12月26日(金) 19時~21時頃まで

場所:長野市 もんぜんぷら座 会議室601

地図はコチラです。

定員 5名

参加要件 岩波文庫か、新潮文庫のフランツ・カフカ著
『変身』を読んできてください。当日、本をご持参下さい。

 

事情があって無理でしたら、以下の青空文庫で読んできて下さい。

青空文庫版 変身

 

参加費   無料

 

司会進行は私がすすめます。

初めての方でも安心して参加できるように、

私がしゃべりまくるので、見学だけでもどうぞ。

 

【新潮文庫『変身』ウラ表紙より引用はじめ】

ある朝、目をさますと自分が巨大な毒虫に

変わっているのを発見する男グレゴール・ザムザの物語は、

異常な事件それ自体よりも事件をごくありふれた

日常茶飯事のように語る冷静な報告調の文体によって

読むものにはげしい衝撃を与える。

第一次大戦直後のドイツの精神的危機、

破局の意識からくる絶叫、忘我、新しきものの待望などを

変身した男に託して描き、現代実存主義文学の

先駆をなす傑作

【引用終わり】

 

 

◯なぜ、ザムザは、虫になったのに会社に行こうとするのか?

◯なぜ、ザムザの妹は、虫になったザムザを世話したのか?

◯ザムザが、虫になったというのは、何を意味しているのか?

◯ザムザは、虫になった後、何のために生きていたのか?

◯ザムザは、なぜ死んだのか?

◯ザムザのからだに、林檎がめりこんでいて、痛そうだ。

 

などなど、いろいろ疑問に思うことがあると思いますので、

小説を読解しながら、読書会で意見を交換したいと思います。

 

お申し込みは、以下からお願いします。

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