『カラマーゾフの兄弟』より 『ミーチャとポーランド人』

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『ミーチャとポーランド人』

グルーシェニカが、初恋の相手であるポーランド人将校からの手紙を受け取ったことを

ミーチャは話に聞いていた。

 

しかし、彼は、彼女が父親のフョードルと自分のいずれかを選ぶと信じて疑わなかった。

 

ミーチャは、焦燥にみちた人生を彼女と立て直すことを期して、金策に駆けまわる。

やがて万策尽きてからグルーシェニカがフョードルのもとに走ったと誤解して、

父の家に押しかけた暴力事件を起こす。

 

すべて自分の思い込みだったことに気づいた彼は、ようやく思い至った。

 

彼女の初恋の人、あのポーランド人将校が全くの盲点だったこと、

そしてグルーシェニカが憎みながら、

なお愛していたのは、初恋の男だけだったのだ、と。

 

ミーチャは意を決して、モークロヘへと向かう。なんのために?

 

グルーシェニカを救うためか? ポーランド人将校を叩きのめすためか?

 

そうではない。絶望したから行ったのだ。

 

せっかく死ぬなら好きな人とどんちゃん騒ぎをしてから、自殺しようと思った。

 

だからせめて、最後の日に、好きな女性とと一緒にいたかったのだ。

 

彼の人生は、愛と赦しへの渇望で、空転し続けた。

 

全然、お呼びでないのに彼女たちの前に現れたミーチャ。

 

仇敵のポーランド将校は、カツラを被っており、垢じみた服を着ており

グルーシェニカに対する態度は尊大で、なぜかボディーガードまでつけている。

 

彼女を捨てた男は、明らかに落ちぶれていた。

 

17歳のやせっぽっちで裸足だった惨めな自分に同情して、

夜中になれば泣いていたグルーシェニカ。

 

自分が忘れられなかったのが、本当に目の前の男なのか迷っている。

 

ミーチャはポーランド人がいかさま賭博の詐欺師であることをつきとめ

金をやるから、彼女の前から消え去るように交渉する。

 

怒りだしたポーランド人は、ミーチャをグルーシェニカの情夫扱いし、

彼女を「わがままで恥知らずな女だ」と罵った。

 

とうとう、男の本性を見破ったグルーシェニカは、自己欺瞞から解放され

 

自分にとって一番大切な男性が誰かを悟った

(終わり)

 

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