ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』読書会(2016.4.16)

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『カラマーゾフの兄弟』の読書会をスカイプで行いました。

 

長い小説なので前半部分だけ解説しました。

 

この作品のテーマは、スバリ

『人間の自己欺瞞と信仰』です。

難解な作品で挫折する方が多いのですが、

なぜ挫折するかというと、

日本人には馴染みの薄い、キリスト教の問題が、

描かれているからです。

 

キリスト教というのは、『自己欺瞞』と深く結びついています。

そして、『自己欺瞞』というのは、人間の永遠のテーマです。

われわれは、自己欺瞞で自分を苦しめ、

また、他人を苦しめています。

しかしそのことに、あまりにも無自覚です。

 

この作品は、親が赦せないという気持ちが、

子どもにどのように現れるかという視点で読み解くと

理解できるので解説しました。

 

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