『カラマーゾフの兄弟』の読書会をスカイプで行いました。
長い小説なので前半部分だけ解説しました。
この作品のテーマは、スバリ
『人間の自己欺瞞と信仰』です。
難解な作品で挫折する方が多いのですが、
なぜ挫折するかというと、
日本人には馴染みの薄い、キリスト教の問題が、
描かれているからです。
キリスト教というのは、『自己欺瞞』と深く結びついています。
そして、『自己欺瞞』というのは、人間の永遠のテーマです。
われわれは、自己欺瞞で自分を苦しめ、
また、他人を苦しめています。
しかしそのことに、あまりにも無自覚です。
この作品は、親が赦せないという気持ちが、
子どもにどのように現れるかという視点で読み解くと
理解できるので解説しました。
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