カントの言うところの弁証論について語りました。
欲望と欲望を否定する理性の働きに弁証論的な働きがあります。
それは欲望(テーゼ)、理性(アンチテーゼ)、実践(アウフヘーベン ジンテーゼ)
という流れになります。
ダイエットひとつとっても、弁証論がはたらきます。
食べたい。でも食べたら太る。だから、お菓子を買わない。
お菓子を買わないことは、実践的なことです。
その実践は、精神の弁証論的な働きのうえで行われます。
欲望を乗り越えていく動き、こういうのがカントのいう弁証論です。
この弁証論が、未来を生み出します。
今が良ければいいという人は、弁証論は働きません。
なので、何も実践しないのです。
実は世界平和も、弁証論的な実践なのです。
一度も世界平和が実現しなくても、
世界平和を、弁証論で生み出すのが人間の理性です。
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