カミュの『異邦人』の最終部分の解説です。
ムルソーが御用司祭の胸ぐらをつかんで、
J’avais eu raison,j’avais encore raison,j’avais toujours raison.
(私はかつて正しかったし、今もなお正しい。いつも、私は正しいのだ)
と激昂します。(avoir raison = 正しい)
これは「おれには理性があった。今も理性がある、いつも理性で生きてきたんだ
だからお前のいうイエス・キリスト=神など信じない!!」ということだと思います。
無神論者で、アンチクリストだったムルソーが
実は、理性を信じる理神論(ディズム)としての立場を主張します。
あとは、小林秀雄のカミュの評価などお話しました。
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